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入門 医療経済学―「いのち」と効率の両立を求めて (中公新書)取っ付き難い経済学を医療という切羽詰った題材で解説した良書・・だと思う
全ての患者がセカンドオピニオンを求めるようになれば医療の質(量に裏付けられた)は半分になる。私がこの本を手に取ったのはこんなブラックジョーク(?)を目にしたからでした。患者の知る権利を尊重し良かれと思った政策がこんな結果を招く(現実かどうかはわかりませんが、ただの風邪でドクターホッピングを重ねる患者は本当に専門的な医療を必要としている重篤な患者にとっては迷惑な存在でしょう)なんて厚生労働省のお役人(?)は予想できていなかったでしょう。極論かもしれませんが、いままでの日本の政策は法律重視で、経済学(というよりは数学)的な考察を欠いていたのではないでしょうか。社会の全てが、数値化でき、その動きが予測できるとは思えませんが、少なくてもこれからは、そんな数学的思考が非常に大切になると思います。この本の入門書・一般向けの啓発
書らしからぬ「まっとうさ」は、本当に学問的に社会現象を切り、責任ある立場で語るのであれば、この程度の基礎知識は必須であると言うことだと思います。法律や政策を立案するのに最終的に必要なのはジャーナリズムではなくサイエンスであるべきと思いますから。あ、偉そうなことを書きましたが、このことが私がこの本を理解したということは意味しません。残念ながら。




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